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多職種連携は、お互いの立場を認めあうことが大切

  • 上原 直敬(介護調整主任)
  • 特別養護老人ホーム芦花ホーム
  • 事業団在籍20年

事業団特別養護老人ホームはどんな施設ですか? / ケアを提供する上で、大切にしていること

事業団の特別養護老人ホームは、世田谷区が建てた施設を受託し運営しています。そのため、世田谷区のセーフティーネットの役割も備えています。

職員体制やサービス面の特徴としては、介護職や看護師の他、常勤医師、機能訓練指導員、管理栄養士、歯科衛生士、生活相談員、ケアマネジャーなど、多くの職種が在籍し、医療依存度の高い方など、他の特別養護老人ホームでは受け入れが困難な方も受け入れられる体制となっています。常勤で医師が配置されているほか、介護職員に加え看護師も夜勤を一緒に行う体制となっています。

こういった体制のもと、ご利用者の生活の場である特別養護老人ホームで、「いかに穏やかに、その人らしく過ごせるか」ということを念頭に、ケアを多職種連携で提供しています。

「その人らしく」というのは、なかなか難しいことです。

その人が自然に過ごせる環境で、職員を含む他の方々と信頼関係があって、やっとご利用者の「その人らしさ」というのが見えてきます。そこで初めて「その人らしさ」を支援していくことができます。ですので、落ち着いて安心できる環境を整えることについて、職員間で協力しながら配慮しています。

私自身は、特別養護老人ホームがそのご利用者にとって「家」のように落ち着いて過ごせる場所になるように特に意識しています。

多職種が連携するということ

ご利用者の情報の共有は、ケアを提供していく上でとても重要なことです。例えば、ケアの方向性を検討するミーティングで「このご利用者について、こういう風にすることが必要なのでは? こういうのはどうだろう?」などと議論する際には、参加する全ての職員が同じレベルで情報共有できている必要があります。

自分は介護調整主任という立場で、職員と職員の間に入り情報収集と整理を行っています。

各職種がそれぞれの立場で自発的に情報を出して、共有して、議論する。当たり前のようなことに見えますが、これが実は意外と難しいことです。

職種や立場が異なると、「こんなことを相談してもいいのか」「忙しそうで相談したら迷惑かな」「自分の職種と考え方が違うのでは…」等々と考えてなかなか良い議論ができず、連携体制を作ることは難しくなります。

連携を「本当に行う」ためには、各職種、職員間でお互いの立場を認めあうことが大切です。「ご利用者のその人らしい生活を支える」ということを軸に各職員が同じ目線に立ち役割分担がしっかりできて、初めてできることです。それができる職場の信頼関係や雰囲気がとても大切で、それを作ることをとても意識しています。

この体制を作ってきた中で、各職種のスタンスをしっかり認めていくという医師(石飛医師)の考えも影響しています。その結果として今の連携の土壌が作られてきたと思います。

介護職員のOJT/ 研修について

新規職員を迎えたときはしっかり時間をかけてOJTを行います。OJTのマニュアルに沿いながら、マンツーマンで業務を一つひとつ指導していきます。経験の有無や個人の状況に合わせて、1年後には一通りの業務を一人で出来ることを目指していきます。

特に入社直後は、1週間単位で業務上の相談や悩みを聞き、対応策を一緒に考えていく時間を設けています。

夜勤については、OJT開始3~6ヶ月を目安に、日勤帯業務が一人で出来るようになってから実施しています。

介護業務未経験であっても根拠に基づいた考え方や技術が身につくことは、サービスを提供していく上でとても重要なことなので、労を惜しまず、時間をかけて丁寧に指導しています。

研修については、事業団職員研修の体系に沿って実施していきます。これは毎月の施設研修、年数回の職層研修がメインです。施設内研修では特に認知症ケアや看取りケア、口腔ケア、感染症対策等のケアに直結する技術や知識について、テーマごとに学びます。また、事業団組織内の他部門の研修にも参加することできます。(他の特別養護老人ホームなど介護関連事業所の研修)

事業団の特別養護老人ホームは様々な専門職がいる環境なので、日常的に仕事をしている中でも新しい知識がたくさん入ってきます。実践を通して新たな知識を学ぶことができることは、この分野に興味があって介護のプロとして色々なことを学びたい人にとって、とても良い環境だと思います。

働きやすさについて

職員が悩みを相談しやすい体制を作る事が、とても重要と考えています。

日常的なコミュニケーションでも、または面談の場でも、困った時は上司に相談できるように。

そのために、風通しのよい雰囲気を作るように心がけています。

また、必要に応じて休暇が取りやすい環境だと思います。事業団の休暇制度自体が充実しています(年間休日は125日+年次有給休暇ほか、各種有給の特別休暇)。組織がしっかりしていて、働きやすい環境を作っていくことに配慮があると思います。

長く働き続けるためには、休むことも大切です。働きやすい環境って、制度があるだけでは駄目で、実際に休暇を取りやすい職場風土や雰囲気があって初めて活かせる制度だと思います。こういう社風は事業団組織の強みだと思います。

仕事の面白さ、やりがい / メッセージ

事業団特別養護老人ホームの仕事は、様々なケアを通してご利用者の「その人らしさ」を支えることです。

それは、とてもシンプルだけど、難しいこと。そこを目指してみんなそれぞれの立場と想いで一生懸命働いています。

その人に合ったケアを多職種で連携しながら提供したことにたいして、ご利用者から「ありがとう」、ご家族から「この施設でよかった」と言われた時は、本当にやりがいを感じる瞬間です。

事業団特別養護老人ホームの良いところはたくさんあります。例えば、普段何をやっても反応が乏しかった方がいて、でも、ある職員が行った対応がきっかけで今まで見ることができなかった嬉しそうな表情や笑顔がでたりする。そうしたとき、事業団の介護職員はそのことを共有して、同じことを行えるチームワークがあります。

そうすると、そのご利用者の生活は、彩りがカラフルになっていくと思うんです。そういうことが自然とできるチームだし、職場環境と思っています。

“この仕事が好きで、ご利用者を大切にしたい。その人らしさを支えていきたい”と共感してもらえる方と一緒に働きたいと思っています。そう思える人にとっては、やりがいがあり、楽しく、創造的な職場だと思います。

平成30年3月には、地域密着型特別養護老人ホーム『寿満ホームかみきたざわ』がオープンしました。また平成31年5月には、大規模改修が終了した『芦花ホーム』がリニューアルオープンします。特別養護老人ホームでの勤務を考えている方、迷っている方、少しでも興味を持たれた方は、一度見学にいらしてください。お待ちしています。